地域への感謝を行動で表す

直心館がこの地に開館して10年目も半ばとなりました。地域の方とあいさつを交わすと「この道場の人たちは、いつもあいさつをしてくれて気持ちがいいね。」「おっ!今日も頑張ってるね~!」「この辺は静かなところだから、剣道の活気のある声が聞こえると防犯にもなるし、いいわね。」と声をかけてくれてくださり、とてもうれしく思います。でも、剣道は発声・竹刀の音・踏み込みの音などが出てしまうし、道場関係者の車の出入りなども頻繁なので、地域の方が我慢している状況もきっとあるのだろうなと察しています。私たちがこうして剣道をすることができているのも、地域の方の懐の深さがあるからだと考えています。本当にありがたいです。そうしたことへの感謝の気持ちをどう地域に表していけるのかを話し合い、「指導者・会員・保護者みんなで地域の清掃活動をしていこう!」ということになりました。以前から時々、道場前の生活道路周辺を草刈りしたり軽くゴミ拾いをしたりしていましたが、8月からは、隔週を目標にみんなで取り組んでいます。先日は、およそ30人で清掃活動を行い、45リットルのごみ袋3つがいっぱいになるほどごみが集まりました。私自身とても清々しい気持ちになりましたし、子ども達が自ら進んでごみを拾う姿を見てうれしく思いました。剣道の音を出さないことは難しいけれど、他の形で感謝を示していく。そして、もっともっと地域の方に応援してもらえるような道場になる。そんな風にしていけたらいいなと思っています。これからもずっと、何年・何十年とこの活動を続けていきたいです。

私の尊敬する妻

(言うのはちょっと恥ずかしいですが)私は妻を尊敬しています。なぜかというと、自分の成長のために地道に努力する人だからです。「道場の木札の名前をもっと美しく書けるようになりたい」と毛筆・硬筆を習い始め、忙しい中で時間を捻出して課題に取り組んでいます。この写真の字は妻が書いたものです。本当に素晴らしい字だと思います。でも妻は「まだまだ。やればやるだけ、書けば書くだけ、課題が見つかる。きっと剣道と一緒だね。」と話しています。「確かにそうなのかもしれないな。」と私も思いました。妻は縁の下の力持ちとして、道場を支えてくれています。いつもありがとう。

稽古納め

大晦日の今日、2021年の稽古納めを年長の息子と二人でしました。4歳から剣道を始め、今では一緒に面を付けて稽古ができるようになりました。息子と一緒に稽古できることに幸せを感じます。息子も剣道大好き人間になってくれたらうれしいです。直心館は1月8日が稽古始めです。来年もよい一年になりますように。

二つのおめでたい出来事

直心館の指導部で子供達を一緒に育ててくれている水島先生が、この度、Hamee株式会社の代表取締役社長に就任されました。おめでとうございます!小さい頃から一緒に稽古をしてきた先輩がまた一つステップアップしている姿を間近で見られてとても嬉しいし、心から尊敬します。仕事も剣道も頑張る姿は子供達の最高のお手本です!
稽古仲間のロベルト先生にも良いことがありました。元気な赤ちゃんの誕生です!おめでとうございます!大きくなったらお父さんと一緒に稽古に来てくれたらうれしいです。みなさんにもたくさんの幸福が訪れますように。まあでも、こうやって当たり前の日常があることが十分幸せなんですけどね。みなさん、これからも直心館をよろしくお願いします!

審判講習会に参加してきました

本日、小田原剣道連盟主催の審判講習会に参加してきました。コロナ禍における暫定的な審判法について学びました。これまで当たり前にあった場面が禁止事項になり、反則を取らなければいけないので慣れるまでは大変だなと思います。また、子供達にもポイントを伝えなければいけないなと感じました。伝達する場面を作りたいです。

国際色豊かな道場に

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直心館は人が集まる道場でありたいといつも思っています。そして、自分の道場で国際交流もできたらいいなと考えています。今日の稽古には韓国出身の朴さん、チェコ共和国出身のロベルトさんが来てくれました。こうして、日本の文化である剣道で一緒に汗を流せるのは素晴らしいことだと思います。剣道に興味がある外国籍の方が、小田原にもたくさんいるはずです。もし、やりたい人がいたらぜひ直心館に来てください!

軌道修正すればよい

直心館は会員数48名の大所帯です。人が集まる道場になって大変幸せです。しかしながら、人数が増えれば増えるほど、館長の考えが浸透しなかったり、微妙なズレを感じることが増えてきます。これは当然のことでしょう。そんな時は、それをチャンスと捉え軌道修正すればよいと思います。私が不満に思っているのは、一般の方の出席率が落ちてきていることです。当然、コロナの影響もありますし、仕事が忙しくて時間が作りづらいという面もあるでしょう。でもなんとか時間を作って稽古に来てもらいたいと思います。出来れば週一、厳しくても二週に一度は来て欲しいです。子供達は本当によく頑張っています。学校に行って、塾に行って、遊んで、剣道もして大変だと思います。でも大人は「忙しい」と理由付けをして楽をしがちです。これは自分自身にも言えることです。でもそれではいけない。大人が子供に背中を見せなければならないと思います。子供達に「勉強も剣道も、文武両道で頑張りなさい」と言う大人が、仕事を頑張っても剣道を頑張らなければ説得力がありません。大人が頑張る姿を子供に見せる、そんな道場でありたいです。そしていつも大人が「子供を育てる」という意識をもっている道場でありたいです。それぞれの人間形成に、よい影響を与え合える道場にしたいです。これが館長の考えです。自分自身の剣道の成長だけに興味がある人は、館長の考えと合わずに離れていく人もいるかもしれません。でも、館長の考えに賛同してくれる人が多くいて、さらに会員が増え、道場が発展していくことを信じています。・・・少し愚痴りましたが、不満を表現できるっていいでしょ?言葉にしないと伝わらないもん。これで考えが伝わって軌道修正できれば最高です。

指導者を育てる

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直心館で剣道を始めた最上級生は高校3年生になり、部活を引退しました。高校の部活は引退しても、剣道に引退はありません。これからは自分の剣道を追究しつつ、指導者として下を育てることも考えなくてはいけません。剣道の世界では年長者の立場が強く、若い指導者が排除されてしまう場面を目にすることがあります。でもそれではいけないと思います。道場が継続して発展していくためには若い力が必要です。若手を育て、年長者は一歩引いたところから全体を支えていく。それが理想形だと私は思います。直心館はそんな道場でありたいです。当面の私の目標は、この二人を指導者として育てていくことです。

幻の対戦

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新型コロナウィルスの影響により、本日開催予定だった神奈川剣道祭は中止になってしまいました。もし予定通り行われていれば、僕の対戦相手は全日本選手権覇者の勝見選手でした。対戦が叶わずとても残念です。いつかまたこんな機会に恵まれたらよいなと思います。新型コロナウィルス…早く収束してほしいですね!

休まずに修行を続ける

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本日、館長は久々に神奈川県剣道連盟の稽古会に参加してきました。師範である田中先生は、昨年一度も欠かすことなく参加し、本日皆勤賞を贈られていました。直心館で一番上の先生が、誰よりも稽古をしていて、本当に頭が下がります。会員のお手本です。私ももっともっと稽古したいと思います!