館長ブログ
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千人力
熊坂先生ご来館
Pay forward (ペイフォワード)
私が高校時代から大切にしている言葉があります。それは「ペイフォワード」という言葉です。これは、「ある人物から受けた恩を、次の世代に繋いでいくことで還す」という考え方です。教師としての自分の礎となっています。地元で育ててもらった恩を、地元で次の世代を育てることで還したい。これは剣道でも同じです。地元のために少しでも力になりたいと考えています。直心館の普段の稽古でも、「自分が上になった時には、下を育てるのが仕事だよ。」「先生達に教えてもらって恩を感じるのであれば、それは下に還しなさい。そうすることが、先生達にとっても一番うれしいことだよ。」と伝えています。今日、小田原スポーツ会館で級審査が行われましたが、何も言ってないのに、先輩達が来てアップの面倒を見たり、防具がちゃんと付けられているかチェックしてあげたり、受審番号を書いてあげたりしていました。こうした振る舞いが自然とできる直心館の子ども達を誇りに思うし、もう直心館は大丈夫だなと思いました。「ペイフォワード」が良き伝統となり、直心館が益々発展していくといいなと思います。直心館、本当にいい道場です。
経験
先日、県西地区四者対抗剣道大会に参加してきました。個人の結果としては1敗2引き分け、残念ながら勝てませんでした。でも全日本選手権に出場するような素晴らしい選手と試合をすることができて、とてもうれしく思います。打たれた面は、打たれた瞬間に面ありと分かる面でした。本物の選手の技を肌で感じられたことは、自分にとって素晴らしい経験になりました。1本負けでしたが、自分自身も有効打突に近い技を出せたし良かったと思います。昨年の河口湖の大会でも、全国で活躍する静岡の選手と対戦して1本負けでした。どちらの試合もそれなりに勝負ができていると思います。最近は指導者として子どもを育てることに重きを置いているものの、また勝負に身を置いて大きな大会を目指してみたい気持ちもあります。幾つになっても、勝負は勝ちたいものですね。