定年退職されたこのタイミングで、恩師山本先生を直心館の師範としてお迎えしました!1月には決まっていたことですが、新年度にようやく皆さんの前で紹介することができました。また、直心館の垂れネームをプレゼントすることができました。山本先生は人を惹きつける魅力のある人です。そんな先生に仲間に加わっていただき、頼もしい限りです。千人力です。これからさらに人が集まる道場になっていくことは間違いないので、それが今から楽しみです(^^)
私が高校時代から大切にしている言葉があります。それは「ペイフォワード」という言葉です。これは、「ある人物から受けた恩を、次の世代に繋いでいくことで還す」という考え方です。教師としての自分の礎となっています。地元で育ててもらった恩を、地元で次の世代を育てることで還したい。これは剣道でも同じです。地元のために少しでも力になりたいと考えています。直心館の普段の稽古でも、「自分が上になった時には、下を育てるのが仕事だよ。」「先生達に教えてもらって恩を感じるのであれば、それは下に還しなさい。そうすることが、先生達にとっても一番うれしいことだよ。」と伝えています。今日、小田原スポーツ会館で級審査が行われましたが、何も言ってないのに、先輩達が来てアップの面倒を見たり、防具がちゃんと付けられているかチェックしてあげたり、受審番号を書いてあげたりしていました。こうした振る舞いが自然とできる直心館の子ども達を誇りに思うし、もう直心館は大丈夫だなと思いました。「ペイフォワード」が良き伝統となり、直心館が益々発展していくといいなと思います。直心館、本当にいい道場です。
先日、県西地区四者対抗剣道大会に参加してきました。個人の結果としては1敗2引き分け、残念ながら勝てませんでした。でも全日本選手権に出場するような素晴らしい選手と試合をすることができて、とてもうれしく思います。打たれた面は、打たれた瞬間に面ありと分かる面でした。本物の選手の技を肌で感じられたことは、自分にとって素晴らしい経験になりました。1本負けでしたが、自分自身も有効打突に近い技を出せたし良かったと思います。昨年の河口湖の大会でも、全国で活躍する静岡の選手と対戦して1本負けでした。どちらの試合もそれなりに勝負ができていると思います。最近は指導者として子どもを育てることに重きを置いているものの、また勝負に身を置いて大きな大会を目指してみたい気持ちもあります。幾つになっても、勝負は勝ちたいものですね。
直心館のホームページの閲覧数が50,000件を突破しました!少しは会員の皆さんに役立つサイトになっているのかな、小田原で剣道を始めたいと考えている人や直心館を気にかけてくれている人達に情報を発信できているのかなと思います。まめに更新するようにしながら、これからもよりよいサイト作りに努めたいと思います(^^)
今年から、小田原高校時代の恩師である山本茂先生を師範にお迎えしました。自分が心から尊敬する先生です。厳しくもあり、優しくもある。剣道の指導だけでなく、生活面の指導もしてくれる。教え子達を大切にして、いつも気にかけてくれる。そして居場所を作ってくれる。そんな先生です。
自分が教師になる夢を強く意識するようになったのは、山本先生に育ててもらったからであり、自分の今の教師としての指導も道場での指導も山本先生の指導が土台になっています。「山本先生が定年を迎える時、今度は自分が山本先生の居場所作りをしたい」そう考えていました。そしてこうして師範にお迎えすることになりました。直心館の先生方も全員喜んで賛成してくれました。
「先生方に育ててもらったお礼は、次世代を育てることで還元したい」それが自分の考えです。でもそれだけでなく「恩師には恩返しをしたい」これも自分の考えです。剣道を大好きにしてくれた田中喜久雄先生、剣道を通して自分の人間性を育ててくれた山本茂先生、二人の恩師の居場所作りをすることは僕なりの恩返しです。
これからも自分にしかできないことは何かを考えながら色々なことを実践していきます。