今年から、小田原高校時代の恩師である山本茂先生を師範にお迎えしました。自分が心から尊敬する先生です。厳しくもあり、優しくもある。剣道の指導だけでなく、生活面の指導もしてくれる。教え子達を大切にして、いつも気にかけてくれる。そして居場所を作ってくれる。そんな先生です。
自分が教師になる夢を強く意識するようになったのは、山本先生に育ててもらったからであり、自分の今の教師としての指導も道場での指導も山本先生の指導が土台になっています。「山本先生が定年を迎える時、今度は自分が山本先生の居場所作りをしたい」そう考えていました。そしてこうして師範にお迎えすることになりました。直心館の先生方も全員喜んで賛成してくれました。
「先生方に育ててもらったお礼は、次世代を育てることで還元したい」それが自分の考えです。でもそれだけでなく「恩師には恩返しをしたい」これも自分の考えです。剣道を大好きにしてくれた田中喜久雄先生、剣道を通して自分の人間性を育ててくれた山本茂先生、二人の恩師の居場所作りをすることは僕なりの恩返しです。
これからも自分にしかできないことは何かを考えながら色々なことを実践していきます。