「先生に礼」「正面に礼」「お互いに礼」、面を付けている者同士の礼や、その場に対する礼はよくします。でも、保護者の方に対して礼を示すことは意外と忘れられているものです。子ども達が安心して試合に臨めるのは、送り迎えや応援をしてくれる保護者の方のおかげです。だから、直心館では保護者の方への礼を大事にしています。なかなか普段自分の親に「ありがとう」は言えませんが、身近にいる人にこそ感謝すべきだと思います。
もちろん試合には勝たせてあげたいですが、それよりも人間としていかに成長させてあげられるかが指導者にとって大事だと考えます。それに結果がともなってくれば最高です。直心館ではまず、どの道場よりも礼がしっかりした道場を目指します。目標をもって、物事に一生懸命取り組める子どもを育てます。そのためには、まず指導者の人間磨きが大切です。館長・師範・指導部全員が、謙虚さと誠実さを大事にしながら、これからも直心館の子どもを育てていきます。