自分が審査員だったら…

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いよいよ秋の高段審査シーズンに入りました。直心館からもたくさんの方が受審するので、一人でも多くよい結果が出ることを願っているところです。

審査にあたり私なりに思うのは、「自分が審査員だったら、どんな人を評価するか。」という視点を持つことが重要ではないかということです。つい有効打突の有無ばかりに目がいってしまいますが、大事なのはそこではないと考えます。剣道には三つの局面「打つ前」「打った瞬間」「打った後」があり、「打つ前」と「打った後」を大切にしている人を私だったら評価します。有効打突があったかどうかではなく、相手の心を崩したり相手の心を固まらせたりした上で有効打突があったかどうかを見ます。また打ち終わりの形がきれいで残心があり、次への姿勢ができているかどうかで判断をします。最近、思うのは、強ければ強い人ほど(競技としての剣道の強さではなく)打ち終わりが美しいということです。だから、自分はそこばかり意識して稽古をしています。八段に合格するためには、絶対に身に付けなければいけないところです。今から先を見据えて稽古をしていけば、必ず八段にも合格できると思います。

…私はこんなことを考えながら剣道をしています。少しでも誰かの参考になればと思います。

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