夢を語る。そして実現する。

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本道場の小野澤くんが、小田原市の「二宮金次郎とわたし」作文コンクールで優秀賞に選ばれました。全文を紹介したいと思います。

「見えない努力」

ぼくは、二宮金次郎について酒匂川のはんらんを防ぐために松の木を植えた事と村を復興させた事しか知らなかった。調べてみると「百姓には学問はいらない。」と言われても、「二宮家を立て直す」という目標に向かって進んで勉強していた事を知った。また、六百以上の村を復興させるために自分の身をけずって働き、時には反対する村民やいやがらせする人がいる中、自分の信念を曲げずに何十年もの間、人のために小さな努力を積み重ねてきた事を知っておどろいた。二宮金次郎は、自分のやり方が正しいか悩み、リーダーとしての自信を失いそうになった時、二十一日間もの断食修行をした。そして、原点に立ち戻ることができた。このような事はなかなかできない。家族や村民などのために行った見えない努力が他にもたくさんあったと思う。

ぼくは、剣道をやっている。始めて一年になり、三級に合格したり、試合にも出場させてもらえたりするようになった。でも、まだまだ下手くそだ。剣道は、気剣体が一致していないといけないが、なかなか自信のある一本が打てない。そんなぼくが今、大きな夢を持った。それは、「全国大会に出場する」という事だ。剣道の先生は、「夢は絶対に叶う。でも、そのためには他の人の何倍も、何十倍も努力しないと叶わない。」といつも指導してくれる。その事を聞くと、ぼくは金次郎の「積小為大」の言葉を思い出す。村の復興と剣道は違うけれど、小さな事を積み重ねていく事がいずれ大きな成果につながる事は全く同じだと思う。

ぼくも二宮金次郎のように、なかなか成果が出せず苦しい時も人のせいにせず自分を見つめ、正していけるけんきょな気持ちを大切にしたい。そして、全国大会出場を叶えたい。ぼくは、絶対にあきらめない。

 

・・・素晴らしい作文だと思います。夢を語った時、必ずそれを馬鹿にしたり、「無理だ」と言ったりする人がいます。私も、「全国大会に出場したい。」と言った時、「道場を建てたい。」と言った時、そんな反応をされました。でも、自分は全国大会に出場する夢を叶え、道場を建てる夢を叶え、他にも自分の就きたい仕事に就くことができました。夢を叶えられるか叶えられないかは、結局本人の本気度の問題だと思います。どんなに馬鹿にする人がいても、成果が出せなくても、めげずに努力を積み重ねていく。そうすれば自然と結果は出ると信じています。直心館の子どもたちには、大いに夢を語ってほしいと思うし、口にしたからには、本気で取り組んでほしいと思います。私は、指導者として子どもたちを全力で応援していきます。人生一度きり。夢を追いかけた方が楽しいと思いませんか?直心館は夢の詰まった道場です。一緒に夢を実現させていきましょう。ホームページを見ている方の入会をお待ちしています。

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