直心館がこの地に開館して10年目も半ばとなりました。地域の方とあいさつを交わすと「この道場の人たちは、いつもあいさつをしてくれて気持ちがいいね。」「おっ!今日も頑張ってるね~!」「この辺は静かなところだから、剣道の活気のある声が聞こえると防犯にもなるし、いいわね。」と声をかけてくれてくださり、とてもうれしく思います。でも、剣道は発声・竹刀の音・踏み込みの音などが出てしまうし、道場関係者の車の出入りなども頻繁なので、地域の方が我慢している状況もきっとあるのだろうなと察しています。私たちがこうして剣道をすることができているのも、地域の方の懐の深さがあるからだと考えています。本当にありがたいです。そうしたことへの感謝の気持ちをどう地域に表していけるのかを話し合い、「指導者・会員・保護者みんなで地域の清掃活動をしていこう!」ということになりました。以前から時々、道場前の生活道路周辺を草刈りしたり軽くゴミ拾いをしたりしていましたが、8月からは、隔週を目標にみんなで取り組んでいます。先日は、およそ30人で清掃活動を行い、45リットルのごみ袋3つがいっぱいになるほどごみが集まりました。私自身とても清々しい気持ちになりましたし、子ども達が自ら進んでごみを拾う姿を見てうれしく思いました。剣道の音を出さないことは難しいけれど、他の形で感謝を示していく。そして、もっともっと地域の方に応援してもらえるような道場になる。そんな風にしていけたらいいなと思っています。これからもずっと、何年・何十年とこの活動を続けていきたいです。