これまでの試合・審査・錬成会等を振り返ってみると、立ち合いの間からの攻め入り方をより意識して稽古を積んでいくことが大事だと考えました。そこでラインテープで開始線を貼りました。自分の道場に何が足りないのかを分析し、改善できるよう、常に考えて行きたいと思います。
直心館では、会員数が50人を超えましたが、その裏には実は地道な広報活動があります。ビラ配りをしたり、地元のコンビニに貼らせてもらったりしています。そして今回はクリニックの一角に貼らせてもらえることになりました。本当にありがたい限りです。ホームページでの情報発信と合わせて、こちらも頑張っていきたいです。でも、会員を増やすために一番大切なのは、礼節を重んじ、仲間を大事にし、充実した稽古を積み結果を出し、「あそこにすごくいい道場があるらしい」と良いクチコミが広がっていくことだと思います。全ての人に評価されることは難しいけれど、一人でも多くに直心館の良さが伝われば良いなと思います。さて、明日は稽古納め。稽古と大掃除頑張るぞ!
秋の審査シーズンが終わり、立ち合いの相手もしばらくしないので、久々に二刀流を研究しています。「一刀も極めてないのに二刀なんて」と言う人も時々いますが、そもそも剣道は永遠に追究していくものであり極めることなんて出来ないし、二刀を一刀と別物として捉えることがおかしいと感じます。攻め方が少し変わるだけで、相手を居着かせたり、動揺させたりして打つという意味では全く同じです。心を打てばいいだけです。自分は二刀流を始めた頃から剣道が強くなってきたと本気で思っています。だからどんどん二刀流も上段もみんな経験してみると良いと思います。上の写真は、本日の稽古で撮っていただいた動画から抜粋したものです。片手小手を落としながら小刀で裏から擦り上げて隙を作り打突、右小手を意識させて左小手が空いたところを打突、大刀で小手を落とし固まったところを小刀で面、小刀を意識せず左片手上段のタイミングで面、片手面を落としながら小刀で上から相手の竹刀を押さえて打突など、色々な打ち方を研究しています。胴技も突き技も狙います。そして何より突かれるのを覚悟しながらぐいぐいと前に攻め込んで行く気持ちの鍛錬をしています。充実した稽古で、本当に楽しいです。これからどんどん強くなりたいと思います!
直心館の大切な仲間である服部先生から、久しぶりに便りが届きました!アメリカのSan Joseに転勤になって直心館を去ることになりましたが、今も会員として名前が残してあります。服部先生はこの夏からSan Joseで剣道を再開されたそうです。
服部先生が所属するSan Jose Kendo Dojoは直心館のように、七段六段の先生方が指導にあたり、同世代の五段四段の先生方が多数在籍しており、また近隣のKendo Dojoとの出稽古や交流も活発でとても恵まれた環境だそうです。会員は、日本人、日系人、韓国系、中国系などが主体で、稽古中は剣道用語は日本語、その他の会話は人に応じて日本語と英語で行われているとのことです。先日韓国で行なわれた世界選手権にも参加した選手も所属しているそうです。
アメリカでも活躍されているのを聞いて、とてもうれしく思います。またいつか剣を交えたいものですね(^^)服部先生の益々のご活躍を祈念しております!
↓服部先生が所属する道場のホームページはこちら
http://www.sjkendo.com/
いよいよ秋の高段審査シーズンに入りました。直心館からもたくさんの方が受審するので、一人でも多くよい結果が出ることを願っているところです。
審査にあたり私なりに思うのは、「自分が審査員だったら、どんな人を評価するか。」という視点を持つことが重要ではないかということです。つい有効打突の有無ばかりに目がいってしまいますが、大事なのはそこではないと考えます。剣道には三つの局面「打つ前」「打った瞬間」「打った後」があり、「打つ前」と「打った後」を大切にしている人を私だったら評価します。有効打突があったかどうかではなく、相手の心を崩したり相手の心を固まらせたりした上で有効打突があったかどうかを見ます。また打ち終わりの形がきれいで残心があり、次への姿勢ができているかどうかで判断をします。最近、思うのは、強ければ強い人ほど(競技としての剣道の強さではなく)打ち終わりが美しいということです。だから、自分はそこばかり意識して稽古をしています。八段に合格するためには、絶対に身に付けなければいけないところです。今から先を見据えて稽古をしていけば、必ず八段にも合格できると思います。
…私はこんなことを考えながら剣道をしています。少しでも誰かの参考になればと思います。