昨年の六段昇段祝いの品である防具袋(特別受注生産品)を本日の武士道杯でいただきました。受注生産なので時間がかかってしまいましたが、素晴らしい物をプレゼントしていただき、とても嬉しく思います。袴と防具袋、大事に使っていきます(^^)
これからは審査シーズンに入ります。秋の高段審査では、七段1名、六段2名、五段2名、四段1名受審します。みんな合格して、たくさんお祝いができればいいなと思います。そして合格祝いの飲み会だ!!
剣道が強くなるために必要なことは何か、考えてみました。剣道が好きになることは大前提として、「自ら考え、目的意識をもって稽古できるようになること」が重要であると私は捉えました。剣道には師弟関係があるので、指導者の教えを守ることは当然だと考えます。でも、私は子供達には受け身の人間にはなってほしくありません。自分はどうなりたいのか、何ができるようになりたいのか、どこをうまくしたいのか、それぞれ思いを持ってほしい。そのためには何をめあてにして、どのように稽古に取り組むべきなのかを考えてほしい。そして主体的になって稽古に励んでほしい。やりっぱなしではなくて、振り返りを大切にし、改善に繋げて欲しい。そう考えます。
そこで、上の写真のように一人一人のめあてと振り返りを書き込めるようにしました。人の目に触れることで、自分の言葉に責任が出てくるし、周囲からのアドバイスも受けやすくなると思います。稽古への取り組み方をレベルアップさせることで子供達を強くしたいです。そしてひいては、何事にも主体的に取り組めるような人間に育ててあげたいです。今後の成長が楽しみです。
今日の稽古に、三重県から井上先生が稽古に来てくれました。しかも可愛らしい奥さんを連れて来てくれました。小田原への帰省のタイミングで、わざわざ直心館に足を運んでくれるなんて嬉しい限りです。
井上先生と自分は18年前は高校2年生、幸山先生は高校1年生、水島先生は高校3年生。同じ高校の剣道部で青春時代を過ごした大切な仲間が、時を超えて直心館で汗を流しました。みんなが剣道を続けていること、そしてまた一緒に剣道ができたことが本当に嬉しいです。なぜみんな剣道を続けているのか(離れた時期があっても再開しているのか)を考えてみると、やはりみんな剣道が好きなんだと思います。また剣道で自分の人間性を育ててもらった感覚があるから、剣道を大事にしたいのだと思います。教え子達をそういう気持ちにさせてくれた私たちの恩師、山本茂先生を改めて尊敬します。
でも、剣道を大事に思っていても、稽古場がなければ集うことはできません。離れてしまうと母校にも戻りづらくなるものです。そう考えると、自分が道場をつくったことにはものすごく意味があることなのではないかと感じます。
自分と繫がりがある人を大切にし、さらにその人と繫がりがある人を大切にし、新しく加わってくれた人を大切にする。自分が館長としてその姿勢を示していけば、直心館はあたたかい道場になり、同じ感覚の仲間が集うでしょう。居心地の良い、みんなの場所になるでしょう。益々、魅力的な道場になっていくでしょう。そんな風に思います。
思ったことの羅列になってしまいましたが、「青春時代を過ごした仲間が時を超えて集まれたことがとても幸せだった」というお話でした。「剣道」っていいね!
先日、中体連県西ブロックの大会があり、上位2チーム・2名に入れなかった三年生は中学生としての勝負を終えました。でも剣道には引退はありません。自分は剣道を通してどういう人間になりたいのか、剣道で自分の人間性をどう表現していくのか、それを追い求めていくのが剣道だと思います。「中学生」という一時期の勝負を終えただけなので、これから高校に入るまでの期間にさらに剣道も人間性もレベルアップしていけると良いと思うし、その手助けを自分がしていきたいです。そしてまたそれぞれ高校での勝負に身を置いていけると良いです。剣道も受験勉強も、頑張れ!三年生!