段審査シーズンに入りました。直心館では合格に向け、高段者同士で立ち合い稽古を行っています。春は五段・六段審査を受ける人がいます。今年も合格者が出るように、協力して頑張ります!
「先生に礼」「正面に礼」「お互いに礼」、面を付けている者同士の礼や、その場に対する礼はよくします。でも、保護者の方に対して礼を示すことは意外と忘れられているものです。子ども達が安心して試合に臨めるのは、送り迎えや応援をしてくれる保護者の方のおかげです。だから、直心館では保護者の方への礼を大事にしています。なかなか普段自分の親に「ありがとう」は言えませんが、身近にいる人にこそ感謝すべきだと思います。
もちろん試合には勝たせてあげたいですが、それよりも人間としていかに成長させてあげられるかが指導者にとって大事だと考えます。それに結果がともなってくれば最高です。直心館ではまず、どの道場よりも礼がしっかりした道場を目指します。目標をもって、物事に一生懸命取り組める子どもを育てます。そのためには、まず指導者の人間磨きが大切です。館長・師範・指導部全員が、謙虚さと誠実さを大事にしながら、これからも直心館の子どもを育てていきます。
1月7日(日)、平成30年の稽古始めが行われました。その前日、島根県から宅配便が届きました。心当たりがなかったので不思議がっていましたが、開けてみてびっくりしてしまいました。なんと、立派なお面が入っていたのです。裏面を見ると、一緒に直心館の前身にあたる稽古会、若葉会を立ち上げた仲間である加藤裕先生の名前が書かれていました。直心館創設5周年を祝って贈り物をしてくれたのです。感激してしまいました。何でも、このお面は島根県石見神楽飾り面というもので、加藤先生の親戚である小林工房の小林泰三さんが手作りしてくださったものだそうです。右が猿田彦命(さるたひこのみこと)と言う道開きの神様。左が鍾馗大臣(しょうきだいじん)と言う家内安全の神様で、建物やそこに集まる人々の無病息災や繁栄を導く神様ということです。作り手の心がこもり、贈り主の心がこもった最高の贈り物。ずっと大事にしていきたいです。そして、直心館をもっともっと繁栄させていきたいです。加藤先生、小林さん、素晴らしい物をありがとうございました!
昨日は、母校剣道部で飲み会がありました。そこでたくさんの人からうれしい言葉をもらいました。自分との稽古では「壁が迫ってくる感じがする」「構えが大きい」「構えた時のプレッシャーがすごい」「七段・八段の先生と稽古をしてる感覚になる」などです。自分が目指す剣風が体現できてきたのかなと思います。これからもさらに自分の剣道を追い求めて頑張りたいです(^^)